がんサバイバーの回顧録と日常

アラフィフになってからの悩みだったり、どこにでもある普通の日常の話のブログです。

14年前の大山登山 父のブログより

今日、旦那と二人で奈良の葛城山に登って来ました。ちょうどススキが綺麗な時期だったので、行きは登山口から約2時間歩き、帰りはロープウェイで6分の道のりです。

旦那55歳、私49歳での登山。

最初の10分程で辛いしんどい…泣きそうになりました。

 

そこで過去に両親と登った大山の事を思い出し、確か父のブログにあったなと...

私のブログに残しておこうと思ったんです。

 

父のブログから、2008年7月に私と両親と三人で大山登山した時の記事を転載します。

当時私は35歳で両親は65歳です。

改めて両親65歳での大山登山は凄いと思いました。

ちなみに、父は心臓爆弾有り、母は交通事故後遺症有りという状態での挑戦です。

※赤字で書いているところは私が書いています。

 

『娘に連れられて大山登山 その①』2008年7月

夕べ娘といい機嫌で飲んで 今朝もいい機嫌で寝ている5時に起されて・・・
娘が大山登山をすると言い出して 妻と付き合うことに・・・
大山登山は高校以来 約50年ぶり・・・ 妻は初めて・・・

※突然朝の5時に起こしたと…父はブログでちょっと面白くしようとしてますね😅実際は数日前に大山しようと連絡してました。

この機会を外したらもう登る事は出来ない!
天気は? 大山には傘雲 頂上は見えない!!!

7時前一般的な登山口から登り始める マイペースで行こう! 

ブナの原生林 吹く風が爽やか だがもう汗がいっぱい。。。

最初は3人だったが途中から 中高年の団体と一緒になる。。。

※左手前の赤いリュックが私で、右手前の茶色いTシャツが母です。
ブナの木の向こうには日本海が見えた。

やっと4合目 この頃が一番きつかった!

ブナの森を抜けたら雲が切れた・・・

大山北壁も姿が見えた。

やっと7合目 ここまで3時間近く掛かった!

※このピンクの服のおばちゃん大丈夫でしょうか?
まだ頂上は先!

雲を下に見る。

やっと標高1500m まだ200mの標高差を登らないと頂上に着かない。

『娘に連れられて大山登山 その②』2008年7月

7合目や8合目でリタイアはしたくない!  

もう登るだけ・・・片側崩れた側を登る。。。  

  こんな雲も出て・・・

  頂上に続く木の道!

  お茶は3人で5本 頂上までに飲んでしまった。  
  山小屋で買えばいい なんと120円のお茶が550円 買うしかない!  
  悪戦苦闘?3時間半で頂上に!頂上の碑の前は記念撮影で行列状態!  

頂上付近は人で混雑 こんなにも沢山の人が・・・ここでおにぎり!  

  山小屋

『娘に連れられて大山登山 その③』2008年7月
大山第3弾 登った 1710m 50年ぶりに・・・
もう 妻も夫も たぶん 死ぬまで登らない まっ 千の風になれば登れるかも?
雲も逃げた 下界?も見えた 天気予報では雨だった・・・

こっちの方向が我が広瀬? でも雲が逃げてくれた!

大山からの景色!

なんで 夏休み もう次々登山者・・・
山は混雑でした。。。

今夜は足が・・・
ゆっくり休む! こんなのは多分無い!!!!!
大山いい 時間と閑?根性があったら登ったがいい(お勧め)!
いやぁ~ いい汗かいた 人生終末にいいことだった こんなは最高だった!!!

 

『娘に連れられて大山登山 その④』2008年7月

大山登山その第4弾(最終回)報告!
山登りは人と人を不思議な関係にする・・・
先ず登り同志は初めて出合って「おはようございます」とあいさつ!

所どころで小休止 そこで「どちらから?」 名前までは聞かないが親しく話し!
登山中に下山の人と合うと「おはようございます」「こんにちは」のあいさつ。
1本の道を譲り合うから? それとも山登りという共通の目的から?

街中や海水浴では見も知らない人にあいさつなどしない しても返事は無い!
山ではごく自然にあいさつ 老若男女関係なくあいさつ・・・
今回の大山登山でどれだけ多くのあいさつをしたことか・・・山では不思議な人間関係!
大山の草花!(名前は???です)

5合目にある山の神さま。

山を降りたらまた雲が掛かった。。。

『大山登山の後遺症と後日談』2008年7月
今日は足が痛い・・・
午後は帰宅の娘を米子まで送る。 今夜は広瀬の祇園祭!!!

夕べは島根県大夏祭りと言われている広瀬の「祇園祭」!
上の娘と孫が2人 ささやかな祭り・・・
酒を飲んでそれで終り。。。

そればじゃない 大山登山の後遺症で足が・・・
動くのもきつかった・・・
それでも今日は楽 だが休養日を決め込む!

妻も足が・・・ それでも今日はいいらしい!
ここまで 応えるとは思わなかった(笑)
年寄りの「冷や水」とはこのこと???

大山登山後遺症にかこつけて 結局今日は休養日!
5合目あたりできつくなって小休止 その時顔色が悪くなっていたよう・・・
一瞬娘はここで倒れられたら 誘った自分の責任と思った と後で言った。

奈良に帰る際にくれぐれも 何度も 火曜日に医者に行けと・・・
ちょっと無理したからな~ 医者にいって無理しました と診察。
医師いわく「○○さん心臓はいい音で動いている。血圧も正常だよ」と(一安心)。

医師の言葉は重い その一言で 少し違和感を持っていたのがスッと無くなる。
病は気から・・・ 確かに気から病が。。。
午後は心も軽く妻とホームセンターへ・・・

その後は読書 読書 で過ごす。。。
明日からは田んぼ・・・ ここ4日田んぼにも出ないで遊んでた・・・
でも「千の風」になるまで あの時大山に登ったなぁ~ そう思ういい出来事だった!

 

以上が、父のブログでした。

いつも、下から見上げている大山に登った事は、両親にとってとても良い思い出になったと思います。父も度々『あ~あの山に登ったんだけんな~我ながら凄いわ~』とか、友人にも自慢していたとか...

何年経っても、話のネタに出てたな~

亡くなってから一年半、千の風になって大山に登ったかな?

 

※父のブログからの転載です。写真のサイズなどがおかしいかもです。