がんサバイバーの回顧録と日常

アラフィフになってからの悩みだったり、どこにでもある普通の日常の話のブログです。

父の日

早いもので、実家の父が亡くなり三週間経ちました。昨日は父の78歳の誕生日でした。いつもなら誕生日と父の日を兼ねて必ず電話をしていましたが、残念ながら父はもういないので話すことは出来ません。

 

父が亡くなってからの心配事は母の事です。離れて暮らしているので出来る事が限られているので、とにかく毎日電話をする事しか出来ず、近くに住んでいればと…ついついどうにもならない事を考えてしまいます。

 

父の日なので、旦那の両親を自宅に呼んでBBQをしました。(時々家に呼んでBBQしたり、義両親宅へ行って一緒に夕飯食べたりしてます)昨日急に決まってなんとなく気分が乗らなかったんですが、そんな事ばかり考えてもいられないので、なんとか気分を上げて義両親孝行しました。二人共とても喜んでくれていたので招待して良かったなと…

 

気分が乗らなかった理由は父が亡くなったという事よりは、母が一人で寂しくしているのに、こっちでワイワイと楽しくしている事がなんとなく申し訳なくて…。母は一人になってから特に食事の時間に寂しさを感じているようです。二人でいるのが当たり前だった生活から、一人取り残された母が少しでも心穏やかに生活できる日が来るようになるといいんですが…

 

そういえば、兄が亡くなった5年前に父が言った言葉で『息子が亡くなって寂しくて悲しいけれど、一緒に住んでいなかったのでなんとか乗り越えられる....』のような事を言っていました。この言葉今なら少し分かります。

私も父が亡くなり、今もまだ思い出すと涙が出て来ますが、一緒に住んでいなかったので、自分の普段の生活に戻ればそこには父の存在は極々小さなものなんです。ただふとした瞬間に『あ~もう父はいないんだな....会えないんだな....』と思うんです。そのうちその瞬間が少しずつ減っていくのかなと....親が亡くなるのは当たり前だと思うし、後悔の無いように自分なりの親孝行はしてきたつもりです。

まあ、両親のように子に先立たれるのは全くもって違う次元ではありますが....

 

結婚する時に母に言われたのか、何かの本で読んだのかは忘れましたが

『義両親を大切にしなさい。そうすれば旦那さんも自分(嫁)の両親を大切にするようになるよ』と。だからなるべく義両親を大切にするように心掛けています。旦那も元は他人だし、ましてや旦那の両親や兄弟はもっと他人!でもせっかくなら良好な関係を築ければ人生もっと幸せに楽しくなると考えています。

 

義両親の不満は旦那と自分の親には言わないという自分ルールもずっと守っています。(当たり前だったらすみません)誰でも自分の親兄弟の悪口を言われたらいい気がしないし、自分の親に義両親の不満を言えば心配かけるだけだし.... でも、うちの義両親は割と良い人なのでそこまでの不満はありませんが....(たまには⁇な事もありますよ~)

 

『父の日』『母の日』みんなにある訳じゃないんですよね....

とにかく今日は父の日!

日頃の感謝を伝えられる相手がいるなら是非一言!

 

私は母に『お父ちゃんに父の日だね~。ありがとうね~!と伝えといてね』と頼んでおきました。