関東の方は長谷寺と聞いて鎌倉にある長谷寺を思い浮かべるのかなと思います。同じ長谷寺(はせでら)でお花で有名なお寺ですが、名前が同じと言うだけでなく奈良のご本尊様の十一面観世音菩薩像と鎌倉の十一面観世音菩薩像は同じ木で作られた仏像と伝えられているそうです。
まあ私は難しい事は置いておいてお花やお寺の雰囲気を楽しんで来ました。
この日は曇り空で時折雨が降っていました。
特別拝観もありましたが、今回は入山料(500円)だけにしました。仁王門を通って本堂へ。年に二回の特別拝観では観音様のお御足に直接触れる事が出来ます!
仁王門を別アングルから撮ってみました!
こちらは登廊(のぼりろう)です。この登廊の雰囲気が好きなんですよねぇ~。
登廊の横には牡丹がきれいに咲いていました。
昨年はコロナの影響で、全国の色々な花の名所のお花が刈り取られましたが、ここ長谷寺の牡丹も例外ではなかったみたいです。
色とりどりの大輪の花です。
本堂です!ちょっと写真が上手く撮れていません😅
本堂の前は舞台造りになっていてせり出しています。舞台造りからの景色です。鎌倉の長谷寺からは海が見えるそうですが、こちらの奈良の長谷寺は山の中にあり四方を山で囲まれています。というか、奈良は海なし県ですから海は見えません😅
毎月18日に本堂内舞台で護摩供をされています。
本堂から五重塔が見えます。今は新緑が綺麗ですが、秋になれば紅葉で赤く染まります。
最後に御朱印をいただきました。
ここからは花の御寺長谷寺を堪能して下さい!
石楠花もきれいに咲いていました。
桜ももう終わりましたね....
石垣の苔具合もいいねぇ~。
今年の干支のうし、力強く粘り強さがある『財を成す縁起の良い動物』!
私、丑年なんです!年女ね(^^)/ という事で、お家に連れて帰りました。
門前町はちょっと寂しい感じです。
行きにチェックしていた草餅をいただきます!
一個(140円)から注文できます。鉄板で温めてくれますが、おじさんの『熱いから気を付けてね!』とは裏腹にそこまで熱くはありません😅他にはにゅう麺(三輪そうめん)が頂けるお店などもあります。
これ知ってますか⁉初めて見たんですが『赤飯まんじゅう』って言うんです。
お赤飯をまんじゅうの皮で包んであるんですが、シンプルで美味しいんです。上にごま塩を振りかけてくれました。一個150円です。赤飯まんじゅうって中に餡子入ってるのかなとか思っていましたが、まさかの赤飯包んだだけ(^^)/でも美味しい!同僚に赤飯まんじゅう知っているか聞いたところ、京都で食べた事があるとの事でした。どこにでもあるのかな⁉
日本のおとぎ話の『わらしべ長者』は知っていますか⁉このわらしべ長者の舞台が奈良県桜井市の長谷寺という事らしいです。
門前町の民家の軒先にこのような暖簾があり楽しませていただきました。
毎日毎日 観音様に熱心にお参りする わらしべ君の話 はじまり はじまり~
ある日『最初につかんだ物を大切に持っていなさい』とお告げがありました。
イテテ~‼ 帰りにわらしべ君はころんでしまいました。そして一本のわらをつかみました。
わらを持って歩いていると、うるさいアブが飛んできました。ブ~ン‼
子供がアブを欲しがったので、それをあげるとお礼にみかんをもらいました。
※痛恨のミスでここの写真がありません😩
ここではのどが渇いた商人に会ってみかんをあげました。
元気になると喜んで反物をくれました。
歩いていくと倒れている馬と困っている侍に出会いました。
侍の提案で反物と馬を交換しました。
馬が元気になるように観音様に祈りました。
すると馬は元気になりました。ヒヒ~ン‼
歩いていくと急いで都に行くので、馬を貸してくれと頼まれました。
三年経って戻らなければ屋敷をゆずると言って出かけて行きました。
家主の帰りを待ちましたが五年経っても戻りません。
わらしべ君は屋敷の主になり幸せに暮らしました。めでたし めでたし‼
わらしべ長者のお話が長谷寺が舞台になっている事は知りませんでした。地域の方々には観音様は身近な存在なんでしょうね。羨ましいなぁ~。
山の中でマイナスイオンもたっぷりで色々な花も楽しめて、観音様にお目にかかれて元気になりました!