がんサバイバーの回顧録と日常

アラフィフになってからの悩みだったり、どこにでもある普通の日常の話のブログです。

優しさ以上に何が必要なんでしょうか⁉

今日から本格的なお盆休みに突入しましたが、これといった予定はありません。本来なら初盆なので帰省したいところですが、コロナの感染が拡大している事で帰省は見送り。自宅でのんびりと過ごす予定です。

 

以前にも書いていますが、父が亡くなってから毎日母に電話をしています。毎日だとそこまで話題もないので、会話は「天気の話」「ちゃんとご飯を食べたのか」「体調は大丈夫か」「暑かったらエアコンつけるように」が上位を占めています!

 

とはいえ、今日はこんな事があった~なんて話もします。

四十九日が終わった頃から、『初盆は帰省はしないよ!』と何度となく母に伝えていました。母も『初盆に帰って来らんでもお父ちゃんも怒らんわね』と言って納得していましたが、先日の電話で母から『初盆は帰って来るの⁉』と言われ、ついつい強い口調で『だから~、帰らんよって何回も言ったよね!』と… 母は『ごめんよ~ごめんよ~』と… そこから違う話題に持って行き、自分を落ち着かせました。

 

もう少し優しく言えなかった自分にめちゃくちゃ自己嫌悪です。親に謝らせるなんてアラフィフ女のする事ではないですよね。身内だとついつい口調がきつくなったり、遠慮がなくなったりしてしまいがちです。もう少し修業が必要ですね。

 

自分が生まれてきた意味というか、何故生まれたのかという事を母から聞かされたことが何度かあります。(最近も母から聞かされた)

両親はお見合い結婚で祖母と同居!結婚してすぐに姉が産まれて、その後に兄が産まれましたが、嫁姑問題でかなり悩まされたようです。私が産まれる前に母は家出したそうです。もう離婚覚悟だったそうですが、父の説得で家に帰ったそうです。その時に父が母に『(祖母に)遠慮してヘーヘーしてたらダメだよ。』『もっと自分の言いたい事を言ったらいいよ』的な事を言ったらしい。そして『仲直りするために子供をもう一人作ろう!』で出来たのが私という訳です。

祖母も私が産まれるまでは『三人も子供作るなんて!』と文句言っていたそうですが、産まれてきた赤ちゃんの私を見て母に『あんた赤ちゃんもう見た⁇えらいべっぴんさんだよ~』(※あくまで赤ちゃん)とニコニコしていたそうです。

 

生まれてきた意味とは大げさなんですが、両親に産んで良かったなぁ~、これで家族が上手くいったなと思われないといけない存在なのかなと、潜在的に植え付けられたんですね~。

小学生くらいになってなんとなく色々と分かるようになってからは、祖母の事があまり好きではなかったんですが、一緒に住んでいるし好きじゃないを前面に出すと、母の立場が悪くなると思っていました。だから祖母も大切にする事で母の立場も守れるんじゃないかと。割と子供でも色々と考えているもんですよね。

 

まあ、綺麗ごと言うとどんな子供でも生まれた時は、産んで良かったっていう存在ではあると思いますが....

 

母も78歳でボケてはいませんが、何回も同じこと言ったり(私もあるけどね!)するので、ついつい『前も言ったよね!』っていう事が多くなってます。

ちなみに義母(75歳)に対して旦那が『前も言ったやろ!ちゃんと聞いてるか⁉』と同じように口調がきつくなってます。

 

年を取るってそういう事なんですよね.... 

そして私達夫婦もまだまだ修行が足りないですね。

高齢者と接するとは優しさ以上に忍耐力も必要なのか....

もっと必要なものあるのかな~。

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当たり前ですが、生まれてきたからには死んでいく訳ですから、母との最後の会話が喧嘩とかにならないように心掛けないといけませんね。母とは喧嘩にはなりませんが....

父が亡くなってから母に『お父ちゃんと結婚して良かった⁉』と聞いてみたら『良かった。』と即答!色々あってもそうやって即答できるなんていいですよね~。後は母が残りの人生良かったなと思えるよう過ごしてくれると嬉しいですが… そのために何ができるか色々と模索中!

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自然はすごいですね。こんなにきれいな夕日も創り出すし....

 

また今日から雨ですね。

先日の台風で地盤が緩んだところに長雨のようですし、被害が出ない事を祈ります。