がんサバイバーの回顧録と日常

アラフィフになってからの悩みだったり、どこにでもある普通の日常の話のブログです。

今じゃないのよ!

昨日は乳がんの定期検診(4年6ヶ月目)でした。内容は血液検査、触診、CTの受診予約です。次回診察は2~4週間後で予約を取ります。次回診察時に血液検査の結果、CTの検査結果の説明、乳腺エコーがあります。

 

特段の治療はしていませんが、年に数回クリニックに行って診察を受けているので精神的に安心できます。先生は優しい口調の淡々とした先生です。ちなみに待合室には男性は入れません。市の乳がん検診で来院される人が多いので、実際の乳がん患者さんの割合はどのくらいいるのかは不明です。

ここの看護士さんはみなさんとても良い方ばかりです!レントゲン技師(女性)の方もすごく上手で、マンモは全然痛くありません。

 

ちなみに12年程前に総合病院で初めてマンモグラフィーをしたんですが、痛くて痛くて....しかも何度もセットしては、やり直しで撮るのにかなりの時間が掛かった記憶があります。

この時は何故マンモグラフィーを受けたかというと、当時テレビの番組内で山田邦子さんが自身の触診でしこりを見つけて乳がんが発覚! その影響で私も触診してみると数個のしこりを発見し、すぐに近くの総合病院を受診しました。

触診とマンモグラフィーと乳腺エコーをして結果は乳腺線維腺腫(良性のしこり)と診断されました。乳腺線維腺腫から癌化する事はほとんどないようです。この時の乳腺線維腺腫は5つ位はあったと思いますが、時間の経過とともに小さくなって消滅したり、新しいしこりが出来たりしていました。診断後は毎年健康診断の時にマンモグラフィーと乳腺エコーは欠かさずしていました。

 

私のがんが分かったのはそれから7年程後です。乳腺線維腺腫がよく出来ていた場所は胸の下の方(俗に言う下乳😆)ですが、がんが出来た場所は胸の上の方(乳首よりも少し上)でした。

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毎年マンモグラフィーと乳腺エコーをしていたのに乳がんが分からなかったのはショックでした。

乳がんですが、私自身も全くしこりに気付きませんでしたが、立っている状態だと少し見つけにくく、寝転んだ状態だとボッコッと大きなしこりが現れました。

 

あの時、韓国旅行に行ってなかったら....垢すりをしていなかったら....あのアジュマに出会わなければ.... 次の年の健康診断で分かっていたのか....⁉ もしかしてもう少し乳がんが進行していたかもと思うと、早い段階で見つかってラッキーでした。

 

ちなみに、乳がんの手術後に地元の友人に『実は乳がんの手術したんだよね~。いや~早く見つかってラッキーだったわ(^^)/』なんて話したら、友人が『え、乳がんになってんだからラッキーじゃないでしょ⁉』確かにそうなんだけどね~😅 でも、どうせなら早く分かってラッキーって思ったんですよ!

 

最初の乳腺線維腺腫が出来た時は、乳がんだったらとドキドキバクバクで怖かった記憶がありますが、実際の乳がんの時は思ったよりも恐怖とかはなかったです。

 

あれから年齢を少し重ねて、今のところ幸い乳がんの再発もなく比較的元気に過ごしています。人生の折り返し地点も過ぎて色々と考える事も増えました。

あと何年元気で動けるのか⁉ 旅行も好きだし、遊ぶのも体力必要です。自分の両親、義両親はもうすぐ80代ですが、どうにか二人で暮らしています。私達も同じように元気で過ごせたらいいんですが… あと30年くらいは元気でいたいな~。

 

乳がんになってから尚更強くいずれ最後は必ず訪れるから、それまで自分のやりたことを沢山やりたいなと思うようになりました。不死身なんてありえないしね....ただし今じゃないのよ。

 

乳がんになって良かったなんて全く思わないし、それでも人生観が変るほどではないけれど、生き方(⁉)や色々な事を見直す機会が出来た事は確かです。

 

乳がんで最後迎える恐怖ばかり考えてても仕方ない。世の中色んな危険あるし....